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今から5、6千万年前、中生代白亜紀後期から新生代第三紀ころの松柏科植物(マツ、スギ、ヒノキなど)の樹脂(マツヤニ)が、長い間地中にあって、化石化したものが、琥珀です。気候、風土などの環境の違いにより、様々な色や形の琥珀が生まれました。樹脂が硬化する際、とり込んでいた昆虫や小動物、苔や植物、ガスなどから、琥珀が閉じ込めてしまった数千万年前の世界をのぞくことができます。現在、琥珀はバルト海の海中沖積土、深さ約15メートルのところで採掘されています。色は、メノウの赤から、象牙の白まで、蜂蜜いろ、秋の紅葉の色、碧玉の緑などとても豊富です。 古代ローマ時代には琥珀は貨幣として使用され、白やワックス色のものは香として薫くのに使い、赤みの入った透明な琥珀や、ゴールデンイエローの琥珀は、ビーズネックレス、ボタン、ペンダントなどに作られました。中世以降、ロシア宮廷からヨーロッパ王宮への贈答品として用いられました。 また中国でも古くから琥珀が愛され、虎が死んだのちにその魂が地中で石になったと信じられていました。琥珀の文字に「虎」がつかわれているゆえんです。このように琥珀と私たちとの付き合いは、長い歴史があります。 アンバーロードといわれる琥珀の道は、貨幣や宝飾品として使われた琥珀を、水路および陸路を通って、バルト海から地中海へと運ぶ交易によって開かれていきました。 欧米では古くから結婚記念日に琥珀婚という記念日があります。詳しくはこちらからご覧いただけます。 《琥珀のお選び方》 ◆琥珀は樹脂の種類等によって、お色が異なります。 (コニャック色・シャンパン色・蜂蜜色・乳白色・・・) お色はお好みですので、お値段や価値は変わりません。 ◇グリーンアンバーは琥珀の裏の面に特殊加工を施しています。そのため正面から見るとグリーンに、断面から見ると薄い黄色です。この特殊加工は良質の琥珀でないとできません。
◇ボルドーワイン系の赤色の琥珀は表面に特殊加工を施しています。こちらも同じように厳選された琥珀でないと加工できません。
琥珀は比較的柔らかいので、布などに包んで保管してください。使用後は柔らかい布で拭いていただくようお願いいたします。琥珀を拭いていただくときには、琥珀を提げるためのバチカン(シルバーまたは木の部分)と琥珀の接続部分に負担をかけないよう、琥珀だけを布で包み込むようにして拭いてくださるようお願いいたします。ときどきありがとうと撫でてあげると、心が通じるかもしれませんね。
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